映画:ビフォア・サンセット

「ビフォア・サンセット」をやっと見た。
実は、最近までこの映画の存在を知らなかったんだけど。

お気に入りの映画館から「近日公開」ということで「ビフォア・ミッドナイト」の紹介がなされていて、
「え?あの映画、続いてたの?」
とビックリ。あの映画とは、10数年前に見た「ビフォア・サンライズ 恋人たちの距離」という映画。調べると、1995年の映画だったらしい。

舞台はウィーン。アメリカ青年と、フランスの女の子が知り合って、明け方電車がでるまで一緒に過ごす。ウィーンのあちこちを歩きながら、ほとんどが二人(イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー)の会話だけで過ぎていく映画。
ウィーンは何度か歩き回ったし、新婚旅行でも行ったことがあるので、「ウィーンの風景が見えるかな」と出かけた映画だった。ウィーンの街の雰囲気も堪能したけれど、二人の会話と感情のクロスが実に小気味よかった。

すごくヒットはしないだろうし、地味な映画なのに、印象的でずっと気になっていた。
若い二人のロマンス。電話番号も聞かず、1年後、そこで会う約束をして別れてしまうエンディング。

だから、今回「あれから10年」というタイトルで「ビフォア・ミッドナイト」が紹介されていたのに驚いた。
「あれから」の「あれ」を、私は知らない。映画、あったんだ!

というわけで、あわててツタヤに行って、「ビフォア・サンセット」を借りてきた。
「ビフォア・サンライズ」から1年後、二人は結局会えなかったけど、それから9年後、会っていたのだ!
10年の時を経て、パリで出会った。
ウィーンの時より、地味といえばもっと地味。これこそ、本当に二人の会話だけで映画が進んでいく。パリの本屋、カフェ、セーヌ川は観光にもなるけど、会話による感情の起伏、絡まり合い。

なんか、忘れていた宝物がよみがえる感じ。この二人、私にとっても大切な二人だったんだなあ。
最初距離があったものが、約2時間のおしゃべりで、微妙に近づいていく。二人ともパートナーがいて、最後は微妙な終わり方をしていた。
なんだかいとおしい二人。

これで、下準備ができた。
ビフォア3部作の最終章「ビフォア・ミッドナイト」は、5月の連休に公開になるようだ(名画座だから、他より遅いです)。あの微妙な終わり方からどうなっていったのか。
二人の会話がまた聴けるのが、今から楽しみ。
ビフォア・ミッドナイトの公式サイトは、こちら
今度の舞台は、ギリシャらしい。

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映画:クロワッサンで朝食を

先週見た映画。レディースデイでもないのに、長蛇の列でした。こういう静かな映画って、どこでも上映してくれるものではないので、見たい人が集まるのでしょう。そして、こういう映画をこれでもかと上映してくれる、横浜のシネマ・ジャック&ベティは大好きだ。

某NHKで、この映画が「女と女の友情」がテーマみたいなこと言っていて、
「いや、それだけじゃないだろ」
と思った私。
この映画、友情ももちろんあるけれど、「老い」の問題と共に、恋愛だってちゃんとある。男と女の友情もあるような。複雑な人間関係だけでもなく、パリやカフェのおしゃれもちゃんと。
田舎の人間関係とか、アイデンティティの問題も。
それら全部ひっくるめて、「大人」であるジャンヌ・モローの貫禄が、すべて受け入れて表現しているような。美しいだけでなく、やわらかくていろいろな要素がちりばめられた映画だったと思う。
「クロワッサンで朝食を」のHPは、こちら

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写真は、最近お気に入りのBIGGYのクロワッサン。良いバターがさっくり。
お店は、テラスモールのビレッジにあります。

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映画:スタンリーのお弁当箱

インド映画なのに、派手な音楽もダンスもなく、人間ドラマだけで展開していくという珍しい映画。
いつも周りを笑顔にする人気者のスタンリー。しかし、家庭の事情でお弁当が持ってこられない。物語はそこから展開する。

見ている方も腹が立つような理不尽なヴァルマー先生。そして、それに対抗するようにスタンリーを守ったり援護したりする子供たちの大活躍が、とても頼もしい。それに甘えず、飄々と自分を演じているようなスタンリーも、本当に健気。

スタンリーの境遇を「かわいそう」と言ってしまうのは簡単だけれど、そういうことじゃない。ベトナム映画「季節の中で」に出てきたストリート・チルドレンにも似た感じだけれど、彼らは自分の人生をそれであると受け取って、たくましく生きている。そして、必ず味方がいる。

スタンリーも、彼の友達も、本当にかわいくて、応援したくなる。この後、スタンリーはどうなるのか、見守っていきたい気分にもなる。

あと、インドのお弁当って本当においしそうだ。ただ、手で食べる習慣はあるので、ヴァルマー先生が子供のお弁当を手突っ込んで食べちゃうシーンは、余計憎たらしく感じる。
ちなみにこのヴァルマー先生、この映画の監督なんだけど

映画「スタンリーのお弁当箱」のHPは、こちら

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映画:台湾アイデンティティ

しばらく前に見た映画なんだけど、どうもいろいろ考えて、未だに考えがまとまらないというか。
やっぱりこういうのは、深いですね。多分、ずっと心に残る映画のような。

日本統治下の台湾で生まれた人々の、複雑な人生の中で、彼らのアイデンティティはどこにあるのか?
台湾にいながら日本の教育を受けた「日本語世代」というのだそうな。
たしかに、インタビューしていても、普通に日本語を話すし、ちゃんと意志も考えも伝えられる。
この人たちが、戦争中何をしていたか、終戦を迎えたのがどこだったのか、その後どんな人生になったのか・・・

今、言語についていろいろ勉強中なのだけれど、言語と言うのはアイデンティティを形成する大きな要素では、と思っていたけれど、この人たちの話を聞いていたら、言語は小さな一部に思えてきたり。

終戦後からずっと横浜で暮らしている男性が、最期に受けた質問
「あなたのアイデンティティは、どこにありますか?」
「・・・やっぱり台湾です」
と答えていたのが印象的でした。

台湾アイデンティティの公式HPは、こちら

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映画:ローマでアモーレ

はっきり言って、楽しい!ウディ・アレンは最高だ~。
圧巻は、オペラ「道化師」のシーンだろう。あれだけでも、一見の価値あり

ローマのあちこちを映画が案内してくれるのも、嬉しい。
3つのカップルが、それぞれ美しい場所で騒動を繰り広げる。
イタリア、行ってみたいなあ

「ローマでアモーレ」の公式サイトは、こちら

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映画2本

最近見た映画から。

「シュガーマン~奇跡に愛された男」
魂が惹かれあうってこと、あるんだろうな、と思った。
アメリカでは誰も知らないような歌手が、南アフリカではエルビス並みの人気という。皆が「シュガーマン」と呼ぶけれど、本名はロドリゲス。確かに、アメリカで流行るような明るい曲ではないような。
シュガーマンというのは、彼の曲なのだけれど、もともとは麻薬の運び人の呼び名らしい。
南アフリカの複雑な歴史をたどった人々に、何かもたらしたものがあるのだろうと。

ロドリゲス本人は、南アフリカからの電話で
「あなたは、エルビス並みです」
と言われたとき、からかわれていると思い、電話を切ろうとしたようだけど。
オリジナルの題は「シュガーマンをさがして」。
公式HPは、こちら


「3人のアンヌ」
ホン・サンス監督作品は、初めて見たけれど、なんだか妙におかしくて、でも「お笑い」というよりは、ところどころクスッと笑ってしまうようなかわいらしさ。
イザベル・ユペールが、また妙にこの作品に溶け込んでいて、とても可愛らしくてコミカルでコケティッシュ。ちょっと小悪魔的なところも。

ライフセーバーの男の子といい、いわゆるイケメンの男子がどこにも出てこないのも、面白い雰囲気。
韓国ドラマの「わたしの名前は、キム・サムスン」に出てくる料理長の役の俳優さんだって、いつも三枚目なのに(そして、私はこの俳優さんが大好きだったり)、イザベル・ユペールとキスした???
そ~んな映画。公式HPは、こちら

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映画:きっと、うまくいく

3時間という長さが不安だったけれど、実際見てみたら、まったく飽きない。
青春あり、恋愛あり、哲学もあり、人間ドラマもたっぷりで、盛りだくさんなインド映画。本当に、なにがあってもAll is well!
生命力のパワーを感じて血が沸いてきた
主演のアーミル・カーンは、ちょっと老けた学生には見えたけれど、まさか40代半ばだったなんて。

ちょっと言わせてもらえば、やっぱりあの先生は品がないような。二人のお嬢さんは、とっても魅力的なので、
「うっそ~!」
でした。インドの女性って、ほんとにきれい

3人の仲間たちは、本当に頭のいい人たちだ。魅力的で、友人たちが放っておかない。
見る人みんなを虜にする仲間たち。

「きっと、うまくいく」は、ボリウッド4公式サイトから。

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映画:二郎は鮨の夢を見る。

という映画を見てきました。
87歳の今でも現役の鮨職人の小野次郎氏と、彼をとりまく人々のドキュメンタリー。
店はわずか10席のカウンターのみ。とにかく「鮨」の店。お酒はあるけど、つまみも出さない。
この小さなお店で繰り広げられる、毎日のやりとり。

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宝石のような鮨の裏で、厨房、築地、店の外でいろいろな人が毎日動き回っている。
「シンプルを極めると、ピュアになる」
という文句そのままに、フィリップ・グラスの音楽が美しく鳴り響いていた。
「二郎は鮨の夢を見る」のHPは、こちら

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で、お腹空いて、大船構内のすし屋へ向かったのでした。
立ち食いなので、早くて安いのに、ネタは新鮮でおいしいところ。
「すきやばし次郎」のようなわけにはいかないけど、それなりに満足

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茅ヶ崎映画祭

茅ヶ崎映画祭というものが開催されるということを、今朝、テレビで知った。
ちょっと手作りで、レストランや旅館、美容院なども開放して、映画好きの仲間が集まって開催にこぎつけたとのこと。ちょっと学園祭みたいなノリらしいです。
見てたら、ひらめお気に入りのレストラン、浜田屋キッチンも会場になってる!
一昨日行ったばかりなのに、全然知らなかった~。もちょっと宣伝すればいいのに。きっと、いつも数々のチラシ類がおいてある箇所にあったんだな・・・

小津安二郎が愛した旅館・茅ヶ崎館で上映されるのが気になってるのだけど(小津安二郎好き)、火曜日の夜じゃなあ。てなわけで、多分行かれないと思うけど、気になる映画もチラホラ。

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ちなみに画像は、一昨日ピアノ仲間のKさんとランチしたときの、天丼と上あんみつ。
プリプリの海老に、甘いかぼちゃ。大きなアスパラに、れんこんも。甘辛のたれがおいしかった~。
抹茶アイスとあんの上品なこと!あんずが一個入っていたのも、ポイント高し

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映画:レンタネコ

やること山積みなので、映画なんて見に行ってるヒマはない・・・はずなんだけど、どうしても見たい~!テルマエ・ロマエみたいにど~んと宣伝してないし、こんな地味な映画、すぐ終わっちゃうかもしれないし・・・
てなわけで、結局見に行った映画「レンタネコ」。

結局、レディースディということもあったのか、結構人が入ってました。
週末、結構入っていそうな気配。(ひらめはもう一度見たい気も)

いやあ、今年の映画ナンバー1かも(まだ5月だけど)。
「れんた~ねこ。ねこねこ」
市川実日子ちゃんの声が、まだ耳に残ってます。
着ボイス、しちゃおうかな~

「寂しい人には、ねこ、貸します」
だそうですが、寂しくなくても、ねこ、借りたいです。
この映画には、いっぱいねこが出てきますが、「歌丸師匠」は、完全にひらめのツボです。
歌丸師匠、借りたいなあ・・・

テルマエ・ロマエにはない、笑いです。
実際、映画の最初から最後まで、あちこちでクスクス・・・
ねこのミーティングなんて、あなた・・・

こんな、ゆる~い映画を、誰が作っているかと思ったら、「かもめ食堂」の荻上直子監督でした。
結局、この監督の映画って、ひらめは全部見てるのよね。前回の「トイレット」も、面白かった~。
今回は、常連さんの、小林聡美とか、もたいまさことか出てこなかったけど、ちょっと世代交代かしら?

てか、今回の主役は、まさに「ねこ」かな
あの日本家屋のあちこちにねこがいる風景。気持ちよすぎです

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映画の中で
「う~んと暑い日は・・・ガリガリ君だよね」
という台詞が。というわけで、買って来ちゃいました。
今日は、暑かったものね~

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